今年は良い1年になりますように。
不払い調査結果を公表した生命保険各社首脳は5日の会見で、
「問題意識に欠け、恥じ入るばかりだ」(第一生命・斎藤勝利社長)
と、そろって頭を下げた。05年2月の明治安田生命の保険金
不払い問題をきっかけに2年越しで進められた調査は、金融庁が
追加調査を求めるたびに新たな不払いが判明。
今回の調査で不払い総額は前回(4月)公表時の3倍に膨らみ、
生保の対応の甘さを浮き彫りにした。各社は再発防止策を前面に
不払い問題に終止符を打ちたい考えだが、金融庁の再調査命令
は必至だ。
◇「新契約優先主義」本当に変わるか
「経営を壊さないぎりぎりの範囲で最大限、調査に取り組んだ。
調査終了にご理解を」(日本生命・岡本国衛社長)。
調査が済んでいない契約者は大手4社でそれぞれ3000〜
1万2000人いるが、トップは会見で調査終了をしきりにアピール。
「後ろ向きの不払い問題は一日も早く片付けたい」(大手幹部)
との本音をのぞかせた。
各社は調査で、連絡が取れない契約者を営業職員が個別訪問する
ローラー作戦を展開。内勤職員の半数近くを動員し診断書の点検作業
を繰り返した。コストは1社当たり60億〜90億円にのぼり、
不払い調査に追われて新規契約高は2割前後の落ち込みが続く。
第一生命など大手各社は、契約者が一種類でも保険金を請求すれば、
診断書の内容から他の特約でも保険金が支払えないかどうか
自動検出する「請求案内システム」を稼働。そろって「不払いは
二度と起きない」(明治安田・松尾憲治社長)と訴えた。
しかし不払いの温床になった新契約優先主義が本当に変わるか
は不透明だ。70年代以降、各社は主契約の死亡保険に3大疾病
特約や入院・通院給付金を上乗せした複雑な商品の販売競争に走った。
半面、肝心の保険金支払いは特約ごとに請求書を求める煩雑な手続き
をそのままにしていた。
不払い問題も以前から指摘されていたが、業界には「請求がなけ
れば支払わない」とする「請求主義」がまん延。今年2月に金融庁
から「案内が不十分」と指摘されて初めて実態把握に乗り出す
お粗末さだった。
各社は、責任問題については金融庁の行政処分後に先送りする姿勢
を続ける。責任をあいまいにしては、再発防止をいくら訴えても、
契約者の不信をぬぐえそうにない。
◆主要生保12社の不払い状況◆
件数 金額
日本 427755 13409★
第一 69997 18910
住友 89309 15828
明治安田 138589 11580★
大同 10610 3451
太陽 8814 861★
三井 103537 4982★
富国 24385 1252★
朝日 23175 5711
ソニー 1756 740★
アリコ 37128 1550
アフラック 46674 2102
合計 981729 80379
※金額の単位は百万円(百万円未満は切り捨て)。
★の社は失効返戻金を含む
(7日 毎日新聞)
コレはまずいでしょヽ(´ロ`;)ノ
責任問題先送りはヽ(´ロ`;)ノ
金額だけの問題ではないですが、すごい額ですよ、コレ・・・
新契約が大事ならなおさらはっきりさせるべきだと思うんですが・・・
だれのためか?わかってるのかなぁ・・・
金儲けならほかの仕事ですればいいのに・・・
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