今年は良い1年になりますように。
日時:12月13日(土)〜2009年3月29日(日)
スコットランド出身のアーティスト、ジム・ランビーによる個展。
2003年ヴェネチア・ビエンナーレへのスコットランド代表としての出品、2005年ターナー賞ノミネートなど近年目覚しい活躍を続けるランビーの日本の美術館では初めてとなる個展。1999年より制作を始めた代表作「ゾボップ」を中心とした彫刻やインスタレーションで空間を大胆に変容させる。
展覧会会場の床に色とりどりのカラーテープを規則正しく貼り巡らせるだけの一見シンプルな作品「ゾホップ」は、テープによって出現した幾何学形態の連続が一定のリズムを生み、観る者に振動や鼓動を感じさせ、錯視的な効果の中で方向感覚をも狂わせる。さらに、テープを使用したインスタレーションには、ランビーが街で偶然に見つけた日用品に手を加えたオブジェが巧みに配置され、かつてバンド活動をし現在もDJをこなすランビーの美術作品空間には音楽の遺伝子が組み込まれているともいえるかのような、様々なモノとモノとのジャムセッションが展開される。
1938年原家の私邸として建設され、第二次世界大戦を乗り越え、美術館としても30年の時を刻んだ隅々まで様々な記憶が染み付いた原美術館で開催される本展は、このようなユニークな建築を活かしたランビーと原美術館の空間との共演、協演、競演の機会となる。
ジム・ランビー略歴
1964年イギリス・グラスゴー生まれ。グラスゴー スクール オブアート卒業。音楽活動をへて、1999年より代表作「ゾホップ」を展開。2003年スコットランド代表としてヴェネチアビエンナーレ参加、2005年ターナー賞ノミネート。日本国内では、個展「P.I.L」(ミズマアートギャラリー 2006年)開催、「メルティング・ポイント」(東京オペラシティアートギャラリー 2007年)出展、「ゾボップ」常設展示(十和田市現代美術館 2008年4月〜)。
UK-Japan 2008 WEBサイトに記事掲載!
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